こんにちは、ユウです。
みなさんは、「術後何日目に、どんな合併症に注意すればいいの?」と迷ったことはありませんか?
周手術期看護では、術後の患者さんに起こり得る合併症を予測しながら観察することがとても重要です。
ただ、ひとことに術後合併症といっても、術後出血、無気肺、肺炎、縫合不全、深部静脈血栓症、せん妄、術後イレウスなど、その種類はさまざまです。
さらに、それぞれ「起こりやすい時期」も異なります。
今回は、術後合併症の種類と出現時期について、現在のガイドラインや研究をもとに整理しながら、看護ではどのように観察すればよいのかを解説していきます。
術後合併症は「いつ起こるか」を予測することが重要
結論として、術後合併症は単に名前を覚えるだけではなく、「何が起こり得るのか」「なぜ起こるのか」「いつ起こりやすいのか」の3つをセットで考えることが重要です。
術後の患者さんは、手術直後、術後1日目、3日目、1週間後では、身体の状態も注意すべき合併症も違います。
そのため看護では、次の情報を組み合わせて考えていく必要があります。
- どのような手術を受けたのか
- どの程度の手術侵襲だったのか
- どのような麻酔が行われたのか
- 現在は術後何日目なのか
- 患者さんにもともとどのようなリスクがあるのか
- 現在どのような症状・変化が起きているのか
「術後○日目だから○○を見る」ではなく、「この患者さんには、今どんな合併症が起こり得るだろう?」と予測して観察する。
これが術後看護の大切な考え方です。
この記事でわかること
- 術後合併症を考えるときの3つのポイント
- 代表的な術後合併症の種類
- 術後合併症が起こりやすい時期の目安
- 術後日数に応じた観察の考え方
- 術後合併症を予測して観察する方法
術後合併症を理解する3つのポイント
術後合併症について理解するときは、次の3つのポイントを意識すると整理しやすくなります。
- 起こり得る合併症
- その合併症が起こる理由と仕組み
- その合併症が起こり得る時期
急性期看護実習では、術前・術中・術後の看護について学びます。
手術前後は患者さんの状態が大きく変化するため、術後1日目と術後5日目では、同じ患者さんでも観察の重点が大きく異なることがあります。
しかし、術後経過がすべて予測不可能というわけではありません。手術の種類や侵襲、麻酔、患者さんの背景などから、ある程度は「これから何が起こり得るのか」を予測できます。
そのため、多くの医療機関ではクリニカルパスなどを利用し、術後日数に合わせて必要な観察・処置・離床・食事などを計画しています。
術後ケアでは「合併症を予測する」ことが重要
術後看護で重要なのは、異常が起きてから見つけることだけではありません。
合併症が起こる前からリスクを考え、必要な観察を行うことが重要です。
たとえば、術直後であれば呼吸・循環・出血などに特に注意します。一方、数日経過してくると、感染、縫合不全、肺炎、イレウスなども重要になってきます。
いつ、どのような合併症が起こり得るのかを知っていれば、必要な時期に必要な観察を行いやすくなります。
術後合併症の主な種類
術後合併症は、その原因からいくつかのグループに分けて考えると理解しやすくなります。
1.手術操作そのものに関連する合併症
手術によって組織を切開したり、血管を処理したり、消化管などを吻合したりすることで起こる合併症です。
- 術後出血
- 縫合不全
- 膿瘍
- 術後イレウス
2.手術侵襲に関連する合併症
手術は身体にとって大きな侵襲です。疼痛や炎症反応、呼吸・循環動態の変化などによって、次のような合併症が起こることがあります。
- 術後疼痛
- 無気肺
- 肺炎
- 心不全
- 不整脈
- 腎機能障害
- 肝機能障害
3.麻酔や周術期管理に関連する合併症
全身麻酔や区域麻酔、鎮静薬、鎮痛薬などの影響は、術後まで続くことがあります。
- 呼吸抑制
- 悪心・嘔吐
- 嗄声
- 排尿障害
- 神経障害
- 術後せん妄
深部静脈血栓症(DVT)は、手術侵襲、炎症、血液凝固能の亢進、長時間の手術、安静・不動、患者背景など、複数の要因によって生じる周術期合併症です。
4.術後管理に関連する合併症
長時間の安静や活動量低下、医療機器の使用、感染などによって生じる合併症もあります。
- 褥瘡
- 手術部位感染(SSI)
- 深部静脈血栓症(DVT)
- 肺血栓塞栓症
- カテーテルなどに関連した感染
それぞれの合併症は、起こりやすい時期も観察すべき徴候も異なります。合併症の名称だけでなく、原因・出現時期・観察項目を関連づけて理解することが大切です。
術後合併症の出現時期一覧
| 合併症 | 特に注意したい時期の目安 | 観察のポイント |
|---|---|---|
| 術後出血 | 術直後~術後早期 | 循環動態、創部、ドレーン排液、尿量、意識状態 |
| 縫合不全 | 術後数日~1週間前後 | 発熱、頻脈、腹痛、腹膜刺激症状、ドレーン排液 |
| 術後疼痛 | 手術直後から術後早期 | 痛みの強さだけでなく、呼吸・睡眠・離床への影響 |
| 手術部位感染(SSI) | 術後早期~退院後 | 創部の発赤、腫脹、熱感、疼痛増強、排膿、発熱 |
| 呼吸器合併症 | 手術直後~術後数日 | 呼吸数、SpO2、呼吸音、痰、咳嗽、疼痛、離床 |
| DVT・肺血栓塞栓症 | 術後早期~退院後数週間 | 下肢の腫脹・左右差、胸痛、呼吸困難、SpO2低下 |
| 術後せん妄 | 術当日~術後数日 | 注意力、見当識、言動、睡眠覚醒リズム、活動性 |
| 術後イレウス | 腹部手術後の数日間 | 腹部膨満、悪心・嘔吐、排ガス、排便、経口摂取 |
この表は、発症日を断定するものではありません。「この時期には特に何を疑うか」を考えるための目安として活用してください。
1.術後出血
注意する時期:手術直後~術後早期。術式によっては遅発性出血にも注意する
術後出血は、手術部位からの出血や血管結紮部の問題、凝固異常などによって起こります。多くは手術直後から早期に問題になりますが、感染や血管障害などを背景として時間が経ってから生じる場合もあります。
欧州麻酔・集中治療医学会の周術期出血管理ガイドラインでは、出血の重症度や原因を迅速に評価し、患者の状態に応じて止血・輸血・凝固管理を行う重要性が示されています。
看護では、目に見える出血量だけでなく、循環血液量の減少を示す変化を捉えることが重要です。
- 血圧低下
- 頻脈
- 冷汗・末梢冷感
- 顔面蒼白
- 意識状態の変化
- 尿量減少
- 創部からの出血
- ドレーン排液量の急増や血性への変化
- ヘモグロビン値・凝固検査値の推移
ドレーン排液が少なくても、体腔内に血液が貯留している可能性はあります。バイタルサイン、身体所見、検査値、排液の変化を総合して判断します。
術後出血については、こちらで詳しく解説しています。
2.縫合不全
注意する時期:術後数日~1週間前後。手術部位や術式によって異なる
縫合不全は、消化管などの縫合部・吻合部が十分に癒合せず、内容物が漏出する状態です。腹膜炎、膿瘍、敗血症などにつながる可能性があります。
大腸手術後の縫合不全を扱ったシステマティックレビュー・メタ解析では、縫合不全の診断時期の中央値は術後6.9日、研究間の範囲は3~10日でした。ただし、これは大腸手術を対象とした研究結果であり、すべての術式に同じ日数を当てはめることはできません。
看護では、次の変化に注意します。
- 発熱
- 頻脈
- 腹痛の増強
- 腹部膨満
- 腹膜刺激症状
- 食欲低下・全身倦怠感
- 炎症反応の上昇
- ドレーン排液の量・色・臭いの変化
- 全身状態の悪化
単独の所見だけでなく、患者さんの経時的な変化を捉えることが早期発見につながります。
詳しくはこちらをご覧ください。
3.術後疼痛
注意する時期:手術直後から術後早期。持続期間は術式や患者さんによって異なる
術後疼痛は、多くの手術患者さんに生じる急性症状です。疼痛が強いと、深呼吸、咳嗽、睡眠、離床、日常生活動作が妨げられ、術後回復に影響することがあります。
American Pain Societyなどによる術後疼痛管理ガイドラインでは、患者さんごとに疼痛管理計画を立て、薬物療法と非薬物療法を含む複数の方法を組み合わせることが推奨されています。
看護では、痛みの有無や数値だけでなく、次の点を確認します。
- 痛みの部位・性質・強さ
- 安静時痛と体動時痛
- 深呼吸や咳嗽への影響
- 睡眠への影響
- 離床・歩行への影響
- 鎮痛薬の効果と副作用
痛みによって患者さんが何をできなくなっているかを評価すると、必要な援助を考えやすくなります。
詳しくはこちらをご覧ください。
4.手術部位感染(SSI)
注意する時期:術後早期だけでなく、退院後も含めて注意する
手術部位感染(Surgical Site Infection:SSI)は、手術操作が加えられた部位に関連して起こる感染です。
米国CDC/NHSNの2026年SSIサーベイランス基準では、手術カテゴリーやSSIの深さに応じて、30日または90日のサーベイランス期間が設定されています。日本では、厚生労働省の院内感染対策サーベイランス事業(JANIS)でSSIデータが収集・公開されています。
看護では、次の徴候を観察します。
- 創部の発赤
- 腫脹
- 熱感
- 疼痛の増強
- 排膿
- 創離開
- 発熱
- 炎症反応の推移
- 全身状態
30日または90日という期間はサーベイランス上の基準です。個々の患者さんに感染が起こる可能性を、その日数だけで判断するものではありません。
詳しくはこちらをご覧ください。
5.呼吸器合併症
注意する時期:手術直後から術後数日を中心に注意する
術後は、麻酔、疼痛、臥床、呼吸運動の低下、分泌物の貯留などによって、無気肺、肺炎、呼吸不全などの呼吸器合併症が起こることがあります。
2025年に報告された術後肺合併症のレビューでは、無気肺、肺炎、呼吸不全、肺血栓塞栓症などの臨床像と画像所見が整理されています。
看護では、次の項目を関連づけて観察します。
- 呼吸数・呼吸パターン
- SpO2
- 呼吸音
- 呼吸の深さ
- 痰の量・色・粘稠度
- 咳嗽の強さ
- 疼痛の程度
- 体位変換・離床状況
- 発熱や炎症反応
SpO2の値だけでなく、疼痛で深呼吸できているか、痰を喀出できているか、離床が進んでいるかも確認します。
詳しくはこちらをご覧ください。
6.深部静脈血栓症(DVT)・肺血栓塞栓症
注意する時期:術後早期から退院後まで。高リスク患者では数週間にわたり注意する
手術侵襲、長時間の手術、安静、不動、悪性腫瘍などは静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクを高めます。DVTで形成された血栓が肺動脈に移動すると、肺血栓塞栓症を起こす可能性があります。
American Society of Hematology(ASH)の外科患者に対するVTE予防ガイドラインでは、大手術後の延長予防をおおむね19~42日、短期予防を4~14日として研究を比較しています。また、NICEのVTE予防ガイドラインでは、腹部の大きながん手術などで、術後28日まで薬物的予防を延長することが推奨されています。
したがって、DVT・肺血栓塞栓症は「術後1週間まで」と区切らず、術式と患者さんのリスクに応じて退院後も注意する必要があります。
看護では、次の変化に注意します。
- 下肢の腫脹
- 下肢周径の左右差
- 下肢の疼痛・圧痛
- 皮膚色や熱感の変化
- 突然の呼吸困難
- 胸痛
- 頻脈
- SpO2低下
- 離床・歩行状況
突然の呼吸困難、胸痛、酸素化低下などがみられた場合は、肺血栓塞栓症の可能性も考えて速やかに報告します。
詳しくはこちらをご覧ください。
7.術後せん妄
注意する時期:術当日から術後数日間を中心に注意する
術後せん妄は、注意力や認知機能が急激に変化し、症状が時間帯によって変動する状態です。術当日から出現することがあり、興奮や多動が目立つタイプだけでなく、ぼんやりして反応性が低下する低活動型もあります。
European Society of Anaesthesiology and Intensive Care Medicine(ESAIC)の術後せん妄ガイドラインでは、リスク評価、妥当性が確認された評価方法の使用、多職種による非薬物的介入などが扱われています。日本麻酔科学会も、「高齢者における術後せん妄の予防と治療のプラクティカルガイド」を公開しています。
看護では、次の点を観察します。
- 意識レベル
- 見当識
- 注意力
- 会話や言動の変化
- 睡眠覚醒リズム
- 落ち着きのなさ
- 幻覚・妄想
- 反応性や活動性の低下
- 疼痛、低酸素、感染、脱水、薬剤などの誘因
家族や普段の患者さんを知る人から「いつもと違う」という情報を得ることも、変化の早期発見に役立ちます。
詳しくはこちらをご覧ください。
8.術後イレウス
注意する時期:腹部手術後の数日間。術後4日以降も腸管機能が回復しない場合は特に注意する
腹部手術後は、手術侵襲、腸管操作、炎症反応、薬剤などの影響で、一時的に腸管運動が低下することがあります。そのため、手術直後に排ガスがないことだけで、異常な術後イレウスとは判断できません。
術後イレウスの定義に関するシステマティックレビューと国際調査では、遷延性術後イレウスについて、術後4日目以降に悪心・嘔吐、経口摂取困難、排ガス停止、腹部膨満、画像所見など複数の要素がみられる状態が提案されています。
一方、ASCRS・SAGESの大腸手術後回復強化ガイドラインでは、待機的大腸手術後の食事を24時間以内に開始することが推奨されています。腸蠕動音や排ガスだけで食事開始の可否を決めるのではなく、術式、全身状態、施設の方針を踏まえて評価します。
看護では、次の項目を総合して経過をみます。
- 腹部膨満
- 腹痛
- 悪心・嘔吐
- 排ガス
- 排便
- 経口摂取状況
- 腹部所見
- 水分出納・電解質
- 使用薬剤
詳しくはこちらをご覧ください。
「術後何日目だから○○」と決めつけない
合併症には起こりやすい時期がありますが、すべてを「術後○日目から○日目」と明確に区切ることはできません。
たとえば、大腸手術後の縫合不全は術後1週間前後に診断されることが多いという研究がありますが、それより早く発症することも遅く発症することもあります。DVT・肺血栓塞栓症のリスクは、患者さんと術式によっては退院後も続きます。
術後日数は、合併症を決める数字ではなく、「今の患者さんに何が起こる可能性があるか」を考えるための手掛かりです。
日数だけでなく、術式、麻酔方法、患者背景、現在の症状、検査値、前日からの変化を組み合わせてアセスメントしましょう。
看護師・看護学生が術後患者を観察するときのポイント
① どのような手術を受けたのか
開腹手術、腹腔鏡手術、胸部手術、整形外科手術など、術式によって注意すべき合併症は異なります。切除した臓器、吻合部位、手術時間、出血量、留置されているドレーンなども確認します。
② 現在は術後何日目なのか
手術直後は、麻酔からの覚醒、呼吸、循環、出血などが重要です。術後数日が経過したら、呼吸器合併症、感染、腸管機能、縫合不全、血栓症なども意識します。
③ 患者さん自身のリスクは何か
年齢、既往歴、喫煙歴、呼吸・循環機能、栄養状態、活動性、悪性腫瘍の有無、服用薬などによって、合併症のリスクは変わります。
④ 「昨日と違うこと」はないか
一つの測定値だけでなく、経時的な変化を確認します。
- 昨日より脈拍が速い
- 昨日より酸素化が悪い
- 昨日より痛みが強い
- 新たな発熱がある
- ドレーン排液の量や性状が変わった
- 急に食事が入らなくなった
- 普段よりぼんやりしている
「基準値から外れたか」だけではなく、「その患者さんの予測される回復経過から外れていないか」という視点が大切です。
筆者の経験から
私が外科病棟で勤務していた頃、術後患者さんを観察するときには、バイタルサイン、創部、ドレーン、疼痛、呼吸状態など、確認しなければならない項目が本当にたくさんありました。
特に看護師になったばかりの頃は、
「とりあえず観察項目を全部確認しなければ」
という意識になりやすかったように思います。
でも、術後患者さんを何度も受け持っていくうちに、同じ観察項目でも、術後1日目と術後5日目では「なぜ見るのか」が違うことを強く意識するようになりました。
たとえば、ドレーンを見るときにも、ただ「排液○mL」と記録するだけではなく、
「この術式で、今この時期に、この排液が出ていることをどう考えるのか?」
という視点が必要です。
呼吸状態を見るときも同じです。
SpO2の数字を見るだけではなく、術後の疼痛で深呼吸できているか、痰を出せているか、離床できているか、といったことを一緒に考えると、患者さんの状態がずっと見えやすくなります。
この経験があってから、私は術後患者さんを見るときには、
「今日は術後何日目で、この患者さんには今何が起こりやすいだろう?」
と考えることを大切にするようになりました。
ユウのアドバイス
術後合併症の出現時期は、看護学生さんにとって覚えるのが大変なところですよね。
でも、出現時期の表を全部丸暗記しようとしなくても大丈夫です。
まずは、次の大きな流れを理解してみてください。
- 手術直後は、覚醒・呼吸・循環・出血を優先する
- 術後早期は、呼吸器合併症、疼痛、せん妄などにも注意する
- 数日経過したら、感染、縫合不全、腸管機能なども考える
- 血栓症やSSIは、退院後まで注意が必要な場合がある
そして、実習では「表に書いてあるから観察する」のではなく、「なぜこの患者さんに、今この観察が必要なのか」まで考えてみましょう。
そうすると、術後の観察項目と病態が少しずつつながってくると思います。
まとめ
- 術後合併症は、種類・原因・起こりやすい時期を関連づけて考える
- 術後出血は、手術直後から早期に特に注意する
- 縫合不全は、術後数日から1週間前後を中心に注意する
- 呼吸器合併症や術後せん妄は、術後早期から注意する
- DVT・肺血栓塞栓症は、退院後までリスクが続く場合がある
- CDC/NHSNのSSIサーベイランス期間は、手術カテゴリーなどに応じて30日または90日である
- 術後イレウスは日数だけで判断せず、症状と腸管機能の回復経過をみる
- 術後日数に加えて、術式、患者背景、症状、検査値、経時的変化を評価する
術後合併症の出現時期は、暗記するための数字ではなく、「これから患者さんに何が起こる可能性があるのか」を予測するための地図として活用してください。
よくある質問(FAQ)
術後合併症が最も起こりやすいのはいつですか?
すべての合併症に共通する「最も危険な術後日」はありません。術後出血や麻酔に関連する問題は手術直後から早期に注意しますが、縫合不全、SSI、DVTなどはその後や退院後にも起こる可能性があります。
術後3日目には何に注意すればよいですか?
手術の種類によって異なりますが、呼吸状態、疼痛、離床状況、腸管機能、感染徴候などを確認します。消化管手術では、縫合不全の兆候にも注意が必要になる時期です。術後3日目という数字だけでなく、術式と患者さんの状態を組み合わせて考えます。
術後合併症の出現時期は暗記した方がよいですか?
大まかな時期を覚えておくことは役立ちます。ただし、「術後○日目なら必ずこの合併症」と覚えるのではなく、なぜその時期に起こりやすいのかまで理解すると、実習や臨床で活用しやすくなります。
術後1週間が経てばDVTの心配はありませんか?
いいえ。DVT・肺血栓塞栓症のリスクは術式や患者さんによって異なり、術後1週間以降や退院後にも続くことがあります。高リスクの手術では、術後数週間にわたる予防が検討される場合があります。
術後感染は30日までですか?
SSIのサーベイランス上の定義と、実際に感染が起こる可能性は分けて考える必要があります。CDC/NHSNでは、手術カテゴリーやSSIの深さなどに応じて30日または90日のサーベイランス期間が設定されています。
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参考文献・情報源
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コメント
姑に土下座を何回もさせられた52歳のナースです。土下座への拒否反応からうつにもなりました。
特集はとても良いと思いましたが、土下座に対しての恐怖感、拒否反応からいいねはできません。
若いナースには土下座は新鮮に思えるとは思いますが、土下座は止めていただきたいと個人的には思います。
術後イレウスをクリックすると、術後せん妄のページに飛んでしまいます。改善よろしくお願いします。
ご指摘ありがとうございます。
大変申し訳ありませんでした。修正いたしました。
看護学生です。
夏季休暇の課題で術後合併症についてまとめるという課題が出ており、
教科書と並行してこのサイトを利用させて頂きました。
とても分かりやすく、また、教科書には書いていないような詳しいことも書かれていてとても助かりました。
1つ質問があるのですが、
術後合併症のなかでも【循環器合併症】についてまとめられていないのには何か意図があるのでしょうか…