こんにちは、ユウです。
領域別看護実習において、関連図は必須のものとなっています。
しかし、学生にとって、関連図は苦手意識の高いもの。
そこで、本日から全3回に渡って、
関連図とは何か?から病態&全体関連図の書き方までマスターしていただきます。
(第1回 関連図とは何か? 第2回 病態関連図の書き方 第3回 全体関連図の書き方)
では、第1回の今日は「関連図とは何か?」についてお話します。
関連図
1.関連図とは
看護でいう関連図とは、
患者さんの情報について、関連を示した図のことです。
患者さんと関わると、色んな情報が得られますよね。
例えば、
名前、年齢、疾患、既往歴、症状、治療内容、使用薬剤、副作用、検査データなど・・・(A)
家族背景、入院前の生活習慣、生活環境、入院による変化、宗教など・・・(B)
これらの情報を整理して、その関連を見るために図に表したものを関連図といいます。
関連図には、病態関連図と全体関連図の2種類があります。
おおまかに、上で示したAについて(主に患者の疾患について)の関連を示した図を「病態関連図」
AにB(患者の生活習慣や社会背景、家族のことなど、疾患以外のあらゆること)を加えたものを「全体関連図」というイメージを持ってもらうと分かりやすいです。
2.病態関連図とは
病態関連図の具体例はこんな感じです
こちらは、白血病の病態関連図です。
※全体関連図との比較のため、敢えてレイアウトのバランスを崩しています。
3.全体関連図とは
こちらが全体関連図の具体例です。
さきほどの病態関連図に水色の範囲の情報を加えると、このような全体関連図になります。
(画像をクリックすると拡大されます)
ユウのアドバイス
病態関連図は、疾患についての関連を示したものなので、どの患者さんにおいても大まかな内容は同じです。だから、実習初日でも担当患者さんの疾患さえわかってしまえば、病態関連図は書けちゃいますよ!(*^ω^*)
次回は、病態関連図の書き方についてお話しますね。
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