【限定公開】全教科で「優」が取れた実習教材

全体関連図の書き方!実習対策

看護記録の書き方
この記事は約17分で読めます。

こんにちは、ユウ塾長です。

看護学生のみなさん、全体関連図を書くときに、こんなことで困っていませんか?

「病態関連図は書けたけど、患者さんの生活情報をどこに入れればいいの?」
「情報を追加するたびに矢印が増えて、もう何が何だかわからない……」

全体関連図って、なかなか手ごわいですよね〜。

看護大学で学生さんの関連図を見ていると、病態関連図のまわりに集めた情報をずらっと並べて、なんとか矢印でつなごうとしていることがよくありました。

せっかく頑張って情報収集をしたのだから、全部書きたくなる気持ちもわかります。

でも、全体関連図で大切なのは、「この患者さんに、なぜこの看護が必要なのか」が伝わることなんです。

私自身も学生の頃は、用紙を文字と線で埋めるほど、よい関連図になると思っていました。

ところが、指導者さんに「どうして、この2つがつながるの?」と聞かれると、説明できない矢印がいくつもあったんですよね。

そこで、患者さんの事実、自分の考え、看護問題を分けて整理するようにしたところ、関連図がすっきりして、看護計画も考えやすくなりました。

今回は、病態関連図を土台にして、患者さんの生活や気持ち、家族背景、強みなどを加える方法をお話しします。

後半では、LINEで関連図を自動作成できる「AI看護学生あいちゃん」も紹介しますよ!

「関連図、ちょっと苦手なんだよな……」という方も、一緒に整理していきましょうね!(`・ω・´)

  1. 1.全体関連図って、どんな図?
  2. 2.病態関連図と全体関連図、何が違うの?
    1. 病態関連図は「病気の仕組み」を整理する図
    2. 全体関連図は「その患者さんに必要な看護」を考える図
  3. 3.まずは、完成形を見てみよう!
  4. 4.書き始める前に、患者情報を整理しよう
    1. いきなり清書せず、まずは情報を仕分けする
    2. 「事実」「解釈」「看護問題」を分ける
  5. 5.全体関連図の書き方!9つの手順
    1. 手順1:中心になる患者情報を置く
    2. 手順2:病態関連図を配置する
    3. 手順3:治療の目的・効果・リスクをつなげる
    4. 手順4:症状が日常生活にどう影響しているかを書く
    5. 手順5:気持ちや価値観、発達段階を加える
    6. 手順6:家族・社会背景・住環境を加える
    7. 手順7:患者さんの「強み」も忘れずに!
    8. 手順8:情報を解釈して、看護問題へつなげる
    9. 手順9:優先順位をつけ、情報を更新する
  6. 6.矢印を引くコツは「文章で説明してみる」こと!
  7. 7.肺炎の患者さんを例に、つないでみよう!
    1. 身体面から考える流れ
    2. 気持ちや生活から考える流れ
    3. 退院後の生活から考える流れ
    4. 強みから考える流れ
  8. 8.見やすい関連図にするレイアウトの工夫
  9. 9.AIを使って全体関連図を作る方法もあります!
    1. 病態関連図は、疾患名を伝えるだけ
    2. 全体関連図は、患者情報のアセスメントから!
    3. 作成例や詳しい使い方は、こちら!
  10. 10.関連図でよくある失敗と、直し方
    1. 教科書の病態だけで終わってしまう
    2. 集めた情報を全部書こうとする
    3. 矢印の根拠があいまいになる
    4. 看護問題だけが、突然出てくる
    5. 問題や弱みばかりになってしまう
    6. 見本をそのまま写してしまう
  11. 11.提出前に、ここをチェック!
  12. 12.全体関連図を書くと、何が見えてくるの?
  13. 13.全体関連図について、よくある質問
    1. Q.必ず病態関連図から書かないといけませんか?
    2. Q.ゴードンの11パターンを全部書く必要がありますか?
    3. Q.矢印が多すぎて、見にくくなります
    4. Q.看護問題は、どこに置けばいいですか?
    5. Q.関連図は、毎日書き直す必要がありますか?
    6. Q.AIで作った関連図は、どう活用すればいいですか?
  14. ユウ塾長から、最後にひとこと!
    1. あわせて読みたい記事
  15. 実習記録、AIにちょっと手伝ってもらおう!
    1. \ 看護学生なら無料!使ってみてね! /
  16. 参考文献

1.全体関連図って、どんな図?

全体関連図は、病気の仕組みだけでなく、患者さんの生活や気持ち、周囲の環境まで含めて、情報のつながりを整理する図です。

たとえば、同じ疾患でも、患者さんによって困っていることは違いますよね。

食事は自分で食べられるのか。
トイレまで歩けるのか。
病気や治療をどのように受け止めているのか。
退院後は、誰に手伝ってもらえるのか。

こうした情報を病態や治療とつなげて、「この患者さんには、どんな看護が必要かな?」と考えるのが全体関連図です。

具体的には、次のような情報を使います。

  • 症状、バイタルサイン、検査データとその変化
  • 治療、処置、薬剤と、その効果や副作用
  • 食事、排泄、清潔、移動、睡眠などの日常生活
  • 病気や入院に対する思い、不安、理解、価値観
  • 年齢や発達段階、仕事、家庭での役割、経済面
  • 家族関係、支援してくれる人、退院後の住環境
  • 患者さんができていること、意欲、対処方法などの強み
  • 現在の看護問題と、今後起こる可能性のある問題

「こんなにたくさん書くの!?」と思った方もいるかもしれません。

でも、すべてを同じように詰め込む必要はありませんよ。

大切なのは、患者さんの看護に関係する情報を選んで、つながりを示すことです。

概念マップでも、項目が事実や考えを表し、線や矢印がその関係を示します。全体関連図も、「情報を並べる」ところから「関係を考える」ところへ進むのがポイントですね。参考:University of Waterloo

2.病態関連図と全体関連図、何が違うの?

この2つ、名前が似ていて少しややこしいですよね。

それぞれの役割を整理してみましょう。

病態関連図は「病気の仕組み」を整理する図

疾患の原因や誘因、病態生理、症状、検査所見、治療などのつながりを中心に書きます。

「どうして、この症状が起こるの?」
「この治療は、病態のどこに働きかけているの?」

こうしたことを理解するための図ですね。

全体関連図は「その患者さんに必要な看護」を考える図

病態関連図を土台にして、患者さんの日常生活、気持ち、家族背景、強みなどを加えていきます。

「この症状で、患者さんは生活のどこに困っているの?」
「退院後の生活を考えると、どんな支援が必要なの?」

ここまで広げて考えるのが全体関連図です。

病気や治療が患者さんの生活にどう影響するか。そして、患者さんの生活や背景が療養にどう関わるか。

病態と生活を行き来しながら考えると、個別性が見えてきますよ!

基本から確認したい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

3.まずは、完成形を見てみよう!

書き始める前に、完成した図のイメージをつかんでおきましょう。

画像をクリックすると拡大できます。

こちらは、病態関連図の例です。

ここへ、患者さんの生活情報や気持ち、家族背景、ADL、強み、看護問題などを加えると、全体関連図になります。

画像をクリックすると拡大できます。

「なるほど、こんなふうに広げていくのか!」と、少しイメージできたでしょうか?

図形や提出形式のルールは、学校や実習施設によって違います。見本で全体の構造をつかんだら、学校の指定と受け持ち患者さんの情報に合わせて作ってくださいね。

4.書き始める前に、患者情報を整理しよう

いきなり清書せず、まずは情報を仕分けする

大きな用紙にいきなり書き始めると、途中で「大事な情報を入れる場所がない!」となりがちです。

これ、関連図あるあるですよね。

まずは実習記録やメモを使って、情報を整理しておきましょう。

項目整理する情報の例
基本情報年齢、性別、診断名、入院目的、治療方針
身体面症状、バイタルサイン、検査値、既往歴、合併症
治療面手術、薬剤、点滴、酸素療法、安静度、食事制限
生活面食事、排泄、清潔、活動、睡眠、コミュニケーション
心理面病気の受け止め、不安、希望、理解度、対処方法
社会面家族、仕事、経済状況、役割、利用できる支援
環境面住居、段差、寝室、移動手段、通院方法
強み意欲、知識、セルフケア能力、支援者、成功体験

ゴードンの機能的健康パターンなど、学校で指定された枠組みがある場合は、それに沿って整理して大丈夫です。

ただし、学校の指定がなければ、11パターンをそのまま全部、図に写す必要はありません。

情報収集の枠組みを使って整理し、その中から看護に関係する情報を選ぶと考えてみてくださいね。

「事実」「解釈」「看護問題」を分ける

もうひとつ大切なのが、患者さんの事実と、自分の考えを分けることです。

たとえば、歩くと息苦しくなる患者さんなら、こんなふうに整理できます。

  • 事実:「歩行時SpO₂ 89%」「『息が苦しい』と話している」
  • 解釈:「歩行に伴って酸素化が低下し、活動の負担が大きくなっていると考えられる」
  • 看護問題:「呼吸困難に関連した活動耐容能の低下」

患者さんから得た情報と、それをもとに考えたことが分かれると、看護問題の根拠も説明しやすくなります。

検査値やバイタルサインには、日付や変化も添えておきましょう。

「入院時より改善している」
「離床後に悪化している」

こうした変化も、アセスメントに役立つ大切な情報ですよ!

5.全体関連図の書き方!9つの手順

準備ができたら、いよいよ関連図を書いていきましょう。

最初から完璧な1枚を目指さなくて大丈夫です。順番に情報を重ねていきましょうね。

手順1:中心になる患者情報を置く

用紙の中央や上の方に、患者さんの基本情報を書きます。

年齢、性別、主な疾患、入院・手術日、治療の段階などを、簡潔にまとめましょう。

「誰の、どの時点の関連図なのか」がわかると、読み手も理解しやすくなります。

氏名や生年月日など、提出に不要な個人情報は書かないようにしてくださいね。

手順2:病態関連図を配置する

疾患の原因や誘因、病態、症状、検査、治療のつながりを整理します。

ここで意識したいのは、一般的な病態と、受け持ち患者さんに実際にある情報を区別することです。

教科書に載っている症状が、すべての患者さんに出ているわけではありませんよね。

「この患者さんには、どの症状があるかな?」と確認しながら書いていきましょう。

手順3:治療の目的・効果・リスクをつなげる

治療は、名前を書くだけで終わらせず、もう一歩考えてみましょう。

何のために行っているのか。
患者さんにどんな変化が出ているのか。
どんな副作用や有害事象に注意するのか。

たとえば、体液貯留に対して利尿薬を使っている場合は、体液量の減少や呼吸状態の改善だけでなく、脱水、血圧低下、電解質異常などの観察点にもつながります。

薬剤ごとの作用や副作用は、添付文書などで確認してくださいね。

治療と観察のつながりが見えると、「なぜこれを観察するのか」も理解しやすくなりますよ。

手順4:症状が日常生活にどう影響しているかを書く

ここから、患者さんの個別性がぐっと見えてきます。

「呼吸困難がある」と書いたら、その先も考えてみましょう。

  • 歩くと苦しくなる
  • トイレ移動に介助が必要
  • 身体を洗う途中で休憩が必要
  • 夜間に息苦しくて眠れない

同じ呼吸困難でも、生活への影響は患者さんによって違います。

「症状がある」から「その症状で何に困っているか」へ広げるのがコツです!

手順5:気持ちや価値観、発達段階を加える

患者さんの言葉も、関連図に使える大切な情報です。

病気や治療をどう受け止めているのか。
どんな不安や希望があるのか。
家庭や仕事での役割が、どう変わったのか。

たとえば、「家族に迷惑をかけたくない」という言葉。

援助を頼むことを遠慮しているのかもしれませんし、自分でできるようになりたいという意欲の表れかもしれません。

ひとつの発言だけで決めつけず、患者さんの話や行動を確かめながら整理しましょうね。

手順6:家族・社会背景・住環境を加える

「家族と同居している」とわかったら、そこからもう少し具体的に考えてみましょう。

実際に手伝える人は誰なのか。
家族は病状をどのくらい理解しているのか。
介護の負担はどうか。
退院後の家には、どんな生活上の条件があるのか。

たとえば、「自宅の寝室が2階」という情報は、階段を上る体力や家屋調整の必要性につながります。

「娘が近くに住んでいて、週3回訪問できる」という情報なら、退院後の支援を考える手がかりになりますね。

手順7:患者さんの「強み」も忘れずに!

関連図を書いていると、問題やリスクばかりに目が向きがちです。

でも、患者さんには回復や療養を支える力もありますよね。

  • リハビリの必要性を理解している
  • 自分で血圧を記録していた
  • 困ったときに家族へ相談できる
  • 退院後に再開したい活動がある

こうした情報も、立派な強みです。

「できないこと」と一緒に、「できていること」「頑張りたいこと」も見つけてくださいね。

看護目標や支援方法を考えるときにも役立ちますよ!

手順8:情報を解釈して、看護問題へつなげる

ここまで集めた情報をもとに、看護問題を考えていきます。

「この看護問題は、どの情報から考えたのかな?」

そう自分に問いかけながら、根拠になる情報から矢印をつなげてみましょう。

看護問題だけがぽつんと置かれている場合は、根拠になる情報が不足しているのかもしれません。

そのときは、追加で観察したり、患者さんに聞いたりする必要があることも見えてきます。

NCSBNの臨床判断モデルでも、手がかりを捉え、分析し、判断や行動につなげる過程が示されています。関連図でも、この流れを意識すると整理しやすいですね。参考:Clinical Judgment Measurement Model

手順9:優先順位をつけ、情報を更新する

看護問題がいくつも出てきたら、優先順位を考えましょう。

生命への影響、安全性、緊急性、苦痛、回復への影響。そして、患者さんが大切にしていることも判断の手がかりになります。

また、関連図は一度書いたら完成、というわけではありません。

新しい検査結果や患者さんの反応、援助後の変化を加えて、解釈や看護問題も見直していきましょう。

患者さんの状態が変われば、関連図も一緒に変わっていくんです。

6.矢印を引くコツは「文章で説明してみる」こと!

「この矢印、引いていいのかな?」と迷ったら、2つの項目を文章でつないでみてください。

たとえば、こんな感じです。

肺胞内の炎症によって、ガス交換が障害される。

呼吸困難のため、活動量が低下する。

活動量の低下により、筋力低下のリスクが高まる。

「〜によって」「〜のため」「〜の結果」といった言葉を入れて説明できると、関係がはっきりします。

うまく説明できないときは、途中の情報が抜けているのかもしれませんし、そもそも直接つながらないのかもしれません。

そんなときは、教科書などで確認してみましょう。

また、原因から結果へ向かう矢印と、互いに影響し合う矢印は、意味を分けて使ってくださいね。

記号の意味を図の中でそろえて、用紙の隅に凡例をつけると読みやすくなります。

7.肺炎の患者さんを例に、つないでみよう!

ここまでの内容を、事例で見てみましょう。

肺炎で入院した患者さんに、発熱、湿性咳嗽、痰、歩行時のSpO₂低下があり、「トイレまで歩くと苦しい」と話しているとします。

さらに、話を聞くと、活動への不安や退院後の生活、本人の希望もわかってきました。

身体面から考える流れ

感染 → 肺胞の炎症・滲出液の増加 → ガス交換の障害 → SpO₂低下・呼吸困難 → 歩行が難しい → トイレ移動に介助が必要

そこから、活動量の低下による筋力低下のリスクも考えられます。

気持ちや生活から考える流れ

呼吸困難 → 「また苦しくなるのが怖い」 → 離床への不安 → 活動を避ける → 廃用が進む可能性

身体症状と患者さんの気持ちが、生活行動にどう影響しているかが見えてきますね。

退院後の生活から考える流れ

自宅の寝室が2階 → 階段を上る必要がある → 退院時に階段昇降が可能か、活動耐容能を評価する必要がある

家の情報も、必要な看護につながります。

強みから考える流れ

「早く自分で歩けるようになりたい」 → 離床への意欲がある → 症状に合わせた段階的な活動拡大を支える力になる

患者さんの希望を入れると、看護の方向性も考えやすくなりますね。

こんなふうに、ひとつの症状から、身体、気持ち、日常生活、退院後の生活へと広げてみましょう。

8.見やすい関連図にするレイアウトの工夫

内容は考えられたのに、線が入り乱れて読みにくい……。

そんなときは、配置を少し見直してみましょう。

  • 病態、治療、生活、心理、家族背景など、関連する情報を近くに置く
  • 重要な情報や看護問題は、枠の大きさや色をそろえて目立たせる
  • ひとつの枠には、ひとつの内容を短く書く
  • 線が交差しすぎるときは、項目の位置を変える
  • 事実と解釈を色や枠線で分けるなら、凡例をつける
  • 実習中に追記できるよう、余白を残しておく

用紙いっぱいに書こうとすると、あとで情報を加えるのも大変です。

余白を残して、大切なつながりが読み取れる配置を目指しましょうね。

9.AIを使って全体関連図を作る方法もあります!

ここまで読んで、

「書き方はわかったけど、実際に図にするのが大変なんだよな……」
「アセスメントした内容を、うまく配置できない!」

と思った方もいるかもしれません。

そんなときは、「AI看護学生あいちゃん」を使ってみてください!

あいちゃんに、関連図を自動で作成する機能が追加されました。

使い方は、いつものLINEでお願いするだけ。作成まで約1分、しかも無料です!

関連図づくりに、かなり頼もしい助っ人が登場しましたよ!\(^o^)/

病態関連図は、疾患名を伝えるだけ

たとえば、あいちゃんにこう送ってみてください。

脳梗塞の関連図を作って

心不全の関連図を作成して

これで、疾患に応じた病態関連図を作成してくれます。

実習前の事前学習や、病態生理の復習にも活用できますよ。

全体関連図は、患者情報のアセスメントから!

患者さんの個別性を入れたいときは、次の流れで使ってみましょう。

  1. 患者さんの情報をあいちゃんに伝える
  2. その情報をもとにアセスメントしてもらう
  3. 「その患者情報をもとに、個別性を入れた全体関連図を作って」とお願いする

疾患名だけでなく、症状、食事、排泄、移動、睡眠、気持ち、家族の支援なども伝えると、患者さんの情報をもとにした図を作成できます。

アセスメントから関連図まで、LINEの会話で進められるんです。

作成される関連図は、看護師経験10年、元看護大学教員で、看護関連書籍も多数執筆しているユウ塾長として、お墨付きを出せる内容です。

実習での情報整理や、病態生理の学習にぜひ役立ててくださいね。

※作成時間は目安です。患者情報を入力するときは、氏名・生年月日・施設名など、個人を特定できる情報を省いてください。

作成例や詳しい使い方は、こちら!

「どんな関連図ができるの?」という方に向けて、実際の作成例を紹介した記事を用意しました。

病態関連図と、患者さんの個別性を入れた全体関連図の両方を掲載しています。

👉 【新機能】関連図が約1分でできる!「AI看護学生あいちゃん」の関連図自動作成はこちら

AIで作った図も、患者さんの実際の情報や教科書と照らし合わせて確認してくださいね。学校の書き方や凡例に合わせて整えることも大切です。

作成された図を見ながら、「どうして、この矢印がつながるんだろう?」と考えてみると、理解を深める助けにもなりますよ!

10.関連図でよくある失敗と、直し方

教科書の病態だけで終わってしまう

病態がきれいに整理できたら、次は患者さんの情報を加えましょう。

実際の症状や検査値、患者さんの言葉、日常生活への影響が入ると、全体関連図に近づいていきます。

集めた情報を全部書こうとする

頑張って集めた情報だから、全部使いたくなりますよね。

まずは、現在の状態、看護問題、回復、退院後の生活に関係する情報を選んでみましょう。

つながりが説明できない情報まで、無理に入れなくて大丈夫です。

矢印の根拠があいまいになる

矢印を一本選んで、文章で説明してみてください。

原因と結果なのか、互いに影響する関係なのか、それとも同時に起きているだけなのか。

わからない部分は、教科書などで確かめましょう。

看護問題だけが、突然出てくる

看護問題の根拠になる患者さんの発言、観察データ、解釈を確認しましょう。

根拠から線をたどれるようにすると、読み手にも考えた過程が伝わります。

情報が足りない場合は、追加で観察したり質問したりする必要がありますね。

問題や弱みばかりになってしまう

患者さんの意欲、できていること、支援してくれる人なども見直してみましょう。

強みが入ると、患者さんを支える方法も考えやすくなります。

見本をそのまま写してしまう

見本は、病態の構造やレイアウトを学ぶときに役立ちます。

そこから、受け持ち患者さんの情報で組み直してみてくださいね。

同じ疾患でも、年齢、重症度、治療、生活背景、本人の希望によって、必要な看護は変わります。

11.提出前に、ここをチェック!

完成したら、最後に確認してみましょう。

  • 病態、症状、検査、治療のつながりを説明できる
  • 一般的な病態と、患者さんに実際にある情報を区別している
  • 症状や治療が日常生活にどう影響しているかを書いている
  • 心理、価値観、家族背景、住環境など、必要な情報が入っている
  • 患者さんの強みや希望が入っている
  • 検査値やバイタルサインに、日付や変化が書かれている
  • 矢印の意味を、言葉で説明できる
  • 看護問題に、根拠となる情報がつながっている
  • 看護問題の優先順位を説明できる
  • 個人を特定できる不要な情報を書いていない

気になるところが見つかったら、そこから直していきましょう。

12.全体関連図を書くと、何が見えてくるの?

関連図を書いている途中で、

「あれ? この情報と、あの情報も関係しているかも」
「だから、この患者さんにはこの援助が必要なんだ!」

と気づくことがあります。

ばらばらだった情報がつながると、患者さんの状態や必要な看護が見えてくるんですよね。

看護教育の概念マップを調べた系統的レビュー・メタ解析でも、従来の教育方法と比べ、批判的思考の向上に役立つ可能性が報告されています。ただし、評価方法をそろえた質の高い研究が、さらに必要ともされています。参考:Yueら,2017

大切なのは、患者さんの情報をどう読み取り、なぜその看護を優先するのか説明できることです。

関連図を使って、自分の考えを確かめていきましょうね。

13.全体関連図について、よくある質問

Q.必ず病態関連図から書かないといけませんか?

必須ではありませんよ。

ただ、病態を先に整理すると、症状や検査、治療のつながりを考えやすくなります。

慣れないうちは、病態関連図を土台にして、患者さんの情報を加えていく方法がおすすめです。

Q.ゴードンの11パターンを全部書く必要がありますか?

学校の指定がなければ、11パターンを見出しごと図に写す必要はありません。

情報収集の漏れを確認するために使い、その中から患者さんの看護に関係する情報を選びましょう。

学校や実習施設にルールがある場合は、そちらに合わせてくださいね。

Q.矢印が多すぎて、見にくくなります

関連する情報を近くに置いて、同じ意味の項目をまとめてみましょう。

説明できない線や、重要度の低い線も見直してみてください。

付箋やパソコンで下書きをすると、配置を動かしやすくなりますよ。

Q.看護問題は、どこに置けばいいですか?

根拠になる情報が集まる先に置くと、考えた流れが伝わりやすくなります。

用紙の右側や下の方にまとめる方法もありますが、学校の指定に合わせてくださいね。

Q.関連図は、毎日書き直す必要がありますか?

毎日、一から書き直す必要はありません。

新しい情報や患者さんの変化、援助への反応を追記して、解釈や看護問題に変更があれば修正しましょう。

日付を入れておくと、変化を追いやすくなります。

Q.AIで作った関連図は、どう活用すればいいですか?

情報のつながりや配置を考えるときの参考にしたり、自分のアセスメントと見比べたりすると役立ちます。

患者さんの事実と合っているか、矢印の根拠を説明できるか確認しながら使ってくださいね。

課題へのAI利用について学校のルールがある場合は、そのルールに沿って活用しましょう。

ユウ塾長から、最後にひとこと!

全体関連図を書くときは、患者さんの病態と、生活、気持ち、家族背景、強みをつなげて考えてみてください。

「この患者さんは、何に困っているのかな?」
「どんな看護があると、その人らしい生活に近づけるかな?」

そんなふうに考えると、情報をどこにつなげればよいか、少しずつ見えてきます。

迷ったら、矢印をひとつ選んで、**「なぜ、この2つがつながるのか」**を説明してみましょう。

そして、図にするところで手が止まってしまったら、あいちゃんにも頼ってみてくださいね。

👉 約1分・無料!「AI看護学生あいちゃん」で関連図を作る方法と作成例を見る

最初から完璧な1枚を作ろうとせず、患者さんの情報を少しずつ重ねていけば大丈夫です。

ユウ塾長と一緒に、関連図も頑張っていきましょうね!(`・ω・´)

あわせて読みたい記事

実習記録、AIにちょっと手伝ってもらおう!

実習記録って、書き始めるまでが大変ですよね…😢

そんなときは、「AI看護学生 あいちゃん」を使ってみてください!
実習目標や看護計画など、あなたの「どうしよう…」を一緒に考えてくれます。

\ 看護学生なら無料!使ってみてね! /

LINEで友だち追加するだけ!
実習中の「ちょっと困った…」を、あいちゃんに相談してみよう😊


LINEで友だち追加

参考文献

※関連図の形式、用語、評価基準は、学校や実習施設によって異なります。担当教員・実習指導者の指示に合わせて活用してくださいね。

この記事を書いた人
ユウ塾長

看護師・看護大学教員としての経験を持ち、これまでに看護関連書籍を約10冊執筆・出版。臨床・教育・執筆で培った知識と経験をもとに、看護師・看護学生が「なぜそうするのか」を理解できるよう、根拠に基づいた看護情報をわかりやすく解説しています。

ユウ塾長をフォローする
看護記録の書き方関連図
スポンサーリンク

コメント

  1. とても役に立ちました

    • コメントありがとうございます。
      お役に立てて光栄です!他の記事も参考にしていただけると幸いです。

  2. お世話になっております

    看護学生2年生です

    関連図で悩んでいて詳しく解説していただけているので本当に助かっております

    よろしければパソコンで関連図を描きたいのですがどのソフトを使われているか教えていただけないでしょうか

    よろしくお願いします

    • コメントありがとうございます。
      関連図の書き方の参考になり、うれしく思います。
      私もパソコンで書きたいと思いましたが、あまり良いソフトがないんですよね。
      そこで、私の場合は、ワードを使って作成しました。
      図形の挿入から「正方形/長方形」を選び、コメントを追加、あとは図形の「線」にある「カギ線矢印コネクタ」を使ってつなげていくだけです。
      もしもっと詳しく知りたい場合は、記事を書きますが、記事にしてみたほうがよろしいでしょうか?

      • ありがとうございます

        ワードですね

        記事にしていただけたらすごく助かります

  3. こんばんは。お世話になっております。看護学生2年です。今、とっても関連図に悩まされています。辛すぎます。既往歴を主として書いてはいけないんですか?

    • コメントありがとうございます。関連図、大変ですよね。
      お悩み察しします。既往歴を主にすることはあまりないと思います。
      関連図は、患者さんという”人”が主になります。その人が過去にどんな既往歴や経験を抱えていて、現在どんな病気になっているのか、どんな環境にいるのか、そして今後どのようになっていく可能性があるのかというように、人を中心に、過去⇒現在⇒未来といった流れで書いていくと分かりやすくなりますよ。頑張ってくださいね!

タイトルとURLをコピーしました