エネルギーが必要だから
生きていくためにはエネルギーが必要です。
食物の持っている化学エネルギーを
生命に必要なエネルギーに変換するときに酸素が必要となります。
また、酸素の供給能力は体力(生命力)を決定するので、
酸素を効率よく使用しエネルギーを生産して細胞が生きられるようにする必要があります。
もっとくわしく!
人間が食事をしたり、運動をしたり、あらゆる生命活動を行うとき
そのエネルギーの元は、ATP(アデノシン三リン酸)という物質です。
ATPは食物に直接含まれているものではなく
食物を摂取してATPを直接得ることができません。
そのため、食物の持っている化学エネルギーを
ADP(アデノシン二リン酸)からATPに変換しエネルギーを作ります。
このときに、酸素が必要となります。
食物のうちで、エネルギーのもとになるのは
主として、糖分(炭水化物)です。ごはんやパスタが代表例です。
これを酸素を使わずに分解して、ピルビン酸や乳酸を作ると、
ATPが2単位できます。しかし、酸素を使いピルビン酸や乳酸を
炭酸ガスと水に分解するとき、ATPは36単位できます。
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酸素はいろいろな物質と化学反応して
別の物質を作り、性質を変えています。
例えば、肝臓の細胞にあるマイクロソームは
酸素と使って解毒をしています。
つまり、人間が生きていくためには酸素と栄養は不可欠なわけです。
看護の視点
- 気道を確保し、必要な酸素が吸入できるようにする必要があります。
- 酸素の供給が不十分な場合にはエネルギーの消耗(酸素の消費)を防ぐために安静にします。
- エネルギーによる酸素消費を防ぐために保温をします。
当たり前のようにある酸素ですが、
なぜ必要なのか、根拠をしっかり押さえておきましょうね!!
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