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看護観の書き方!レポート対策

一般
この記事は約3分で読めます。

前回(看護とは何か?)に続いて

今回は、本編である「看護観の書き方」についてお話しします。

前回は、看護観を考える前に根本的に「看護」とはなにか考えていただきました。

それを踏まえて、今回の記事を読んでいただけると理解しやすいと思います。


看護観の書き方

ステップ1

あなたなりの看護というものを考えた時に、

最も大事にしてほしい考えは、

「日々のケアを通して、患者にどうなって欲しいのか」

ということです。

あなたは何のために看護師として働くのでしょうか?

自分のため?人のため?友達や親のため?

違いますよね。

一番は、患者のためです。

患者にどうなって欲しいのか、まずはそこを考えたうえで次に進みましょう。

ステップ2

ステップ1では、患者にどうなって欲しいのか考えていただきました。

では、次にステップ2では、

「そのために、患者にどんなケアを行っていきたいか」

こちらを考えていきましょう。

どんな関わりをしたら、患者は良くなるだろう。

何を話したら、ありのままの姿を見せてくれるのでしょう←

そんな風に具体的な関わり方を考えてみるのです。

ステップ3

ステップ2で考えた

「具体的に患者にどんなケアを行っていきたいか」

ということが、つまり「看護観」になりまぁす!

以上のことをまとめて、図で書くと、こういうことです。

kangokan

 

①から順番に考えてみて②を考えたら、

それは看護観に通じるものがあります。

とここまで言われても、いまいちピンとこないかもしれませんね。

では、次に実際に例を挙げてみます。

あ、でもユウなりの答えなので真似しちゃだめですよ。

参考程度にしてくださいね。

ユウの看護観

kangokan2

 

 

入院をしてしまうと、安静を強いられたり、決められた食事や行動で

栄養不足や筋力低下が起こることが多々あります。

そこで、私は、入院中に患者のADLが落ちないようにしたいと考えました。

じゃぁ、そのために具体的に何をしたらいいのかなぁと考えたところ

患者ができそうなことは、時間がかかっても自分で最低限の援助でやってもらうこと

が大切なんじゃないかと思ったんです。

これが、「私の看護」になっています。

このとき、 注意すべきこととして、

①にも②にも「 ~という看護」 などと、「看護」という言葉は入れてはいけません。

看護観を聞かれているのに、「 じゃあ、あなたの看護って何?」と突っ込まれてしまいます。

「~ということ」 につながるようにしましょう。 

さらに、看護観と言うのは特定の患者だけではなく、

どの患者に接するときも共通する内容でなければなりません。

以上の2点に注意して考えてみましょう。

補足

②がそのまま看護観になると言っても、ちょっとさみしいですよね。

なので、ここで仕上げに肉付けをしていきましょう。

私なら、こう書きます。

「それは、患者によっては、厳しく接していると感じる方もいるかもしれません。さらに、看護師に対して援助してくれないという不信感を抱くかもしれません。しかし、私は、患者に対して入院中にADLが落ちないようにしたいという思いがあるので、厳しい人と思われようとも患者に対してその人らしさというものを保っていただきたいと思っています。」

などのように付け加えれば、看護観というものができます。

看護観は?と聞かれたら、以上の公式に当てはめて考えてみましょう!

ユウのアドバイス

2回に渡って看護観の書き方を説明してきました。
突然言われても、困るなぁと思いますが、
「公式」に当てはめれば超簡単に仕上がっちゃいますよ!(*^ω^*)
ぜひぜひ使ってみてくださいね。

コメント

  1. いくつか読ませて頂きましたが、看護観で出てきて、欲しいのは
    看護の本質です。
    ナイチンゲールの提唱している
    誰しもが学ぶことが含まれているか!とても大切な事ですよ。確認して!

    • コメントありがとうございます。
      「看護観で出てきてほしいのは、看護の本質」というのは、ごもっともなご意見でございます。
      学生のうちにそれが書ければ、大変素晴らしいことでしょう。
      hinano様のように、看護の経験を積み、容量を得て、看護について突き詰める余裕が出てくるようになれば、そこまで考えられると思います。
      しかしながら、学生のように看護の何がわかるのか、というような時分にはそれは全くイメージがつかないものであると考えました。
      そのため、学生のレベルまで落とし、身近な実習の中で得られる経験をもとに看護観というのを考えていただくよう配慮させていただきました。
      貴重なご意見ありがとうございます。今後の記事作成において参考にさせていただきます。

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