前回の記事では
ということを説明しましたね。
今回は、具体例を用いて説明しますね。
病態生理
1.個別性のない看護計画
「個別性とは、つまり具体性である」
ということを前回はお話しました。
個別性のある看護計画が立案するためには
今ある情報をもとに、より具体的にすることが大事です。
でも、具体的というのは、どう書けばよいのでしょうか?
例えば、挙げられる頻度の高い看護問題として
「転倒リスク」
があります。
個別性のない一般的な看護計画を書くだけなら、
⇒ 詳しくはこちら
に載っていることを写せばいいだけです。
でも、これだと具体性に欠けるんですよね。
2.個別性のある看護計画
そこで、
看護計画に個別性(具体性)を出すには
①リスクとなっているものが何か
をアセスメントすることで明らかにして、
②原因となるものをどうやって取り除くのか
ということを含めれば、完成です!
個別性デキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
例えば、
転倒リスクについて
転倒が起こる原因は、患者さんによって異なります。
高齢者 なら、筋力低下や関節の可動性の低下、
夜間せん妄のある患者 なら、ベッドの柵外しや抑制外しなどの危険行動、
パーキンソン病 なら、すり足歩行や突進様歩行、足のもつれ、
脊髄小脳変性症 なら、平衡感覚の異常からくる体幹バランスの不安定さ
などなど
受け持ち患者さんの場合、
何が原因で転倒が起こるリスクがあるのかを確認して、
その原因を取り除くための患者さんに合った方法を検討する。
その2点を含めて看護計画に書けば良いのです!ヾ(ω` )/
ユウのアドバイス
受け持ち患者さんの場合は、何が看護問題のリスクの原因なのか?
そして、そのリスクはどんな方法で取り除くのが良いのか?
これが個別性を出すポイントですからね!
次回は、学生多い「アセスメントができない」という悩みについて
ユウがアドバイスします。
「どんなアセスメントにも使える5つの黄金パターン」
についてお話しますね。
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