今回は、バイタルサイン4本柱のうちの1つ
”体温”についてお話しします。(`・ω・)ノ☆
一言に体温といっても、身体の様々な部分で測ります。
一番ポピュラーなものは腋窩(脇の下)ですね。
しかし、他にはどこで測るかご存知ですか?
体温測定
1.体温とは
本当の意味での体温は、
身体の深部(頭腔、胸腹腔など)の温度のことを言います。
これを核心温度(深部体温)といいます。
しかし、バイタルサインの測定で行う体温は、
特別な場合を除いて、深部体温を測るのは難しいので
深部体温に近い部分(腋窩、口腔、直腸、耳)で測ります。
病院では、衛生面を考えて基本的には、腋窩で測定します。
ちなみに、体温は英語では Body Temperature, ドイツ語ではkorpertemperatur というので
これを略して、
体温= BTやKT
と表したりもします。
2.基準値
体温の基準値:36.0~37.0℃
(新生児の場合:37.0~37.2℃または37.4℃以下)
3.体温の測り方
測定に使用する体温計は、デジタル体温計です。
水銀体温計は、割れる危険があるので今はほとんど使われません。
【測定方法】
①体温計を使う前後は、アルコール綿で拭く
②腋窩の汗をふきとる
※汗を掻いていると体温が低く出ることがあります。
③腋窩部に斜め45度ではさむ
※高齢で、痩せている患者さんには、垂直にはさんでしっかり密閉状態を作る
4.すごい体温計
体温計にもいろいろな種類があります。
体温計を選ぶ際のポイントは、次の3つです。
1.素早く測れる
2.身体への負担が少ない
3.正確
これらすべてを満たすほど値段も高くなります。
これらすべてを満たす究極の最新型体温計はかなりすごいです!(`・ω・´)
特徴
1.一秒で測れる!
2.身体に触れずに触れる
3.深部体温に近い
⇒ 詳細はこちら
値段もびっくりしますが、機能もハンパないですね!(*>ω<*)
病棟にこれがあれば検温もめっちゃ捗るのになぁ(・ε・)なんて思っています。
ユウのアドバイス
体温は一番身近なバイタルサインですね。
熱が出たらすぐにアセスメントと報告。
冷やすのか、そのまま様子を見て
熱が上がり切るのを待つのかしっかり判断しましょう!
患者さんの体温には敏感になるけど、
自分の熱に対しては結構適当だったりするんですよね。(^ω^)ロキソニン飲めばいいや笑
コメント