私は看護師として働く傍ら、執筆活動を行っています。
そこで、一つの疑問が起こります。
看護師って副業していいの?と。今回は、看護師の副業について考えてみました。
看護師の副業は良いのか悪いのか
1.副業とは
そもそも副業とはなんでしょうか?
実は、法律では「副業」に関する明確な定義がありません。
なので、いわゆる一般的な副業の理解としては、「本業とは別に副収入を得ること」で種類はさまざまです。
よくある例としては、メルカリやラクマで不用品を売って収入を得ることやフリーマーケットでハンドメイドの商品や子供の服を売ったりすることなどがありますね。
他にも、株式投資やアルバイトなどもあります。
このように副業とは看護師としての収入以外に他から収入を得られる手段と考えらます。
2.副業は条件が付きでOK
さて、こうした副業は看護師として働きながら行っても良いのでしょうか?
結論から言えば、副業は条件付きで行っても良いとされているところが多いです。
その条件とは、次のようなものが考えられます。
- 副業をしていることを職場(所属病院)に報告をすること
- 副業で得た収入が〇〇万円以上なら申告すること
- 本業に支障をきたさないものにすること
- 公益性を欠いた副業ではないこと
順番に説明していきましょう。
1.副業をしていることを職場(所属病院)に報告すること
副業をするには、きちんと職場に報告する必要があります。職場としても、自部署の職員が副業をしていることを把握しておくことで、万が一なんらかのトラブルや身体への支障が生じた際に対処ができるようにするためです。
あとは、基本的に社会人になったらなんでも報告するということが重要になってきます。職員の人的資源の管理や業務管理に影響するため、早めの報告が望ましいでしょう。
2.副業で得た収入が〇〇万円以上なら申告すること
副業をすると、いくらかの収入を得ることができます。その金額が一定額以上だと税金等の問題から職場に報告する必要が有ります。金額については職場によって異なると思いますが、公務員の場合は20万円程度の収入が得られる場合(※株式投資の場合)、申告する必要があります。
3.本業に支障をきたさないものにすること
そもそも看護師という本業に専念しなければいけないというのは大前提です。本業に支障をきたすほどの過重労働や遅刻、ミスが増えることなどがあるのはいけません。
看護師という仕事を責任をもって務め、余暇時間で副業をするというのが良いです。
4.公益性を欠いた副業ではないこと
職場に申告すればどんな副業でも許可してもらえるということはありません。犯罪になることであったり、看護師としての地位や名誉を傷付けるような副業は基本的に認められません。副業の種類も考えていく必要が有ります。
3.執筆活動は良いの?
さて、私のことになりますが、たまに「ユウさんの執筆活動は職場から許可を得ているんですか?」と心配されることがあります。
率直に言うと、もちろん許可を得ています。
といっても、スムーズではなかったです。最初は趣味で始めたもので職場への報告義務など知らず、少し手続きに時間がかかりましたがなんとか許可を得ることができました。こうした私の経験もあり、この記事を書こうと思いました。
4.政府は副業容認の方向!?
今年(2018年)の6月ぐらいに政府が国家公務員の副業を容認する意向であることを示しました。(参考:https://www.bitwork.link/column/1719/)
イギリスやドイツ、アメリカでももともと副業は概ね認められていて、私は日本は出遅れていると感じていました。
副業のメリットとしては、一番は視野が広がることではないかと思います。看護師としてだけでは、医療について深く学ぶことがあるでしょう。それはそれで良いことだと思いますが、なんか考え方が偏っているなとか、もっといろんな視点で考えればいいのにと思うことも多くあります。
副業をすることで、看護の世界以外に目を向け、自分の趣味や趣向、興味、意欲を取り入れた業務開拓ができると思います。いろんなものに触れて、いろんな経験を得てそして看護に活かせることも出てくると思います。とくに、副業は副収入を目的としているので、病院としてどうしたら収益が上がるのかということを意識しながら業務を行うことができると考えます。
もっと日本が副業に寛容になれば、世の中が変わるのになぁと切実に思います。
ユウのアドバイス
新しい時代を作っていくのは私たちです。看護という枠にとらわれず、もっと広い視野で世界を見つめ本業に活かしていくことが大事だと思います。
あなたも副業を実践して、豊かな生活と人生を送ることが出来るようにしていきましょう!
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