看護の基本として、「手はいつも綺麗にする」と言われます。
処置の前と処置の後には必ず手を洗うことが大事です。
「一処置一手洗」とよく言われますね。
手指衛生
1.手指衛生のこと
ユウは今年から、感染委員というものになりました。
そこで、毎年行うのが、手指衛生消毒剤の使用量チェックです。
手指消毒剤は、ただ使えばいいというものでもなく
ちゃんとした使用量とどこに付けるかということも大事になっています。
私の勤務する病院では、1日の使用目安量を24mlと規定しています。
そして、手指消毒剤は手のひらだけではなく、
手の甲や指の間、指の付け根にもまんべんなく塗布するよう指導されています。
2.問題点
手指消毒の徹底は常日頃から意識して、徹底しているのですが
病院全体での平均使用量は1日当たり5~6mlと使用目安量からは大幅に少ないのが現状です。
さらに、今回、手指消毒について調べるにあたって
メーカーサイトを見たところ、
1回の使用量の目安は15秒以上経っても乾ききっていない量を使用するとあります。
正直、驚きました。
15秒以上も乾くまで待つなんて、実際の勤務の中では無理です。
オムツ交換前に使用(15秒待つ)⇒手袋装着⇒手袋が汚れたら外す⇒使用(15秒待つ)⇒手袋装着⇒オムツ交換終了⇒手袋外す⇒使用(15秒待つ)
たった15秒と思うかもしれませんが、実際にやってみるとこの時間のロスはかなり大きいです。
オムツ交換も1人や2人じゃなく、十数人いるので相当な時間が無駄になります。
使用量の改善や現場での工夫が必要なようです。
手指衛生や感染対策というのは、確かに分かりますが、
徹底する上での現場での課題は大きいですね。。。
ユウのアドバイス
手指衛生は、学校で教えてもらうのは手順と方法だけだと思いますが、どれだけ使えば効果があるのかや臨床で使用することをイメージしてもらうと、手指消毒の徹底がいかに難しいことかわかると思います。この現状を何とかしなければ。。。(´・ω・`)しょぼん
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