最近、後輩の指導をしていて思いました。
病院の教育プログラムの一環で、「あなたの看護観を書きなさい」というものがあります。
学生の頃にも書いたような気がしますが、
毎回思うんですが、看護観っていったいなんだー?
というわけで、今日は、まずそもそも看護とはなにか?についてまとめてみました。
これが分かってこそ、看護観が書けるというものです。
看護観の書き方については次回お話します。
看護とは
1.看護とは何か
看護観っていうのは、そもそも「看護とは何か」を理解していないと書けません。
おおげさに思われるかもしれませんが、
実習に出るようになると、この看護の意味をしっかり解っているかどうかが
その人の看護過程の展開に大きく影響します。
という訳で、看護とは何かしっかり押さえていきましょう。
2.看護の役割
看護と言うのは、医師の助手みたいな役割なのでしょうか?
いいえ違います。
ざっくりと説明しますが、看護を通じてできるかぎり、
”患者さんがもとの生活レベルにまで戻っていけるように援助するという事” です。
つまり、 看護で着目をするのは、「生活」 という視点です。
病院にいる白衣着た女性(今は男性も増えています)のこと、なんだと思いますか?
ナイチンゲールがやっていた事ってなんだっけ?
教科書にも書いてはありますが・・・・。
講義で習った、 看護 という言葉の意味は、何となくわかったような気がしたまま、
いつの間にか忘れられてしまうのではないでしょうか?
医師がやる事は、疾患を直す治療に着目をしているのに対して、
看護はその人の生活をもとの状態に出来るだけ近づける援助をしていくのです。
いわゆる「看護の定義」という形でテストには出ます。
自由記載みたいな感じで、大きい□の中にだーーーっと書くやつ。
採点基準が明確じゃなくて、沢山書いたもん勝ちみたいなやつです。(´・ω・`)
一応、暗記しようとはするのですが、しっくり自分の中に入って来ないのかもしれません・・・。
看護とは対象者のそれまで持っていた生活リズムにまで整える事 なのです。
3.看護のイメージは十人十色
とはいうものの・・・
間違い無く看護に関して、イメージは十人十色。
ここまで偉そうに語ってきましたが、本当の正解はありません。
しかし、看護学生になって、最初の講義の中で教えてもらうことです。
いつまでも初心を忘れずに、つまづいて嫌になっても
看護とはいったい何なのか?常に意識してお勉強していきましょうね。
ユウのアドバイス
自分にとって、看護ってなんだろう?と悩むことは
看護師なら(看護学生でも)誰しもあります。
自分を見失いそうになったり、このまま続けて大丈夫なのかなと将来に不安を抱くことも。。でも、信念を持って前に突き進むしかないのです。
途中であきらめなければ、絶対に道は拓けてきますからね!!(*>ω<*)
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コメント
私は内視鏡室で看護師をしています。後輩の指導に悩み、こちらを見せていただきました。…生活?では、内視鏡室での看護は…? 20数年看護師をしていますが、堂々と言い切っているこちらに首を傾げてしまいました。 看て、護る…そういう事が、生活をもとの状態に出来るだけ戻す…?
コメントありがとうございます。
看護って難しいですよね。私も日々悩んでいます。
最近,セミナーでとてもためになるお話を聞きました。
近いうちに,看護とはなにか,改めて記事を書きますのでもうしばらくお待ちください。
少し違和感を感じました。
医師のの助手的な役割も看護だと思いますしね。もちろん、患者さんがもとの生活レベルにまで戻っていけるように援助するという事も看護だと思います。
「間違い無く看護に関して、イメージは十人十色」と筆者に記述にもあるように、あえて看護とはこうであると言わず、一生かけて理解するでいいのではないでしょか。