今、エボラ出血熱が大流行だそうです。
西アフリカで爆発的に増えているようで、
先日、WHO(世界保健機関)が緊急事態宣言を出しました。
エボラ出血熱とは
1.エボラ出血熱の原因
エボラ出血熱はエボラウィルスに感染すると発症します。
エボラウィルスは、野生のコウモリが持っており、感染源と考えられています。
2.エボラ出血熱の症状
エボラウィルスに感染すると、
高熱と頭や腹部の痛みを生じ、その後消化器や鼻から激しく出血します。
致死率は50~90%と言われている恐ろしい感染症です。
3.感染手段
エボラウィルスは致死率の高さから
感染症のランクでは警戒度が最高の第1類感染症に分類されています。
しかし、空気感染はしないため
患者の血液、分泌物、排泄物や唾液などの飛沫が感染源となります。
4.治療法
現在のところ、エボラ出血熱ウイルスに対するワクチンや
有効な治療法は確立されていません。
対症療法として、脱水に対する点滴や、鎮痛剤及びビタミン剤の投与、
播種性血管内凝固症候群(DIC)に対する抗凝固薬等の投与が行われるのみです。
5.研究が進まない理由
エボラ出血熱(過去30年で死者は約1600人)は、アフリカではメジャーな感染症ではなく
マラリアやコレラ(年間10万~数10万人の死者)に比べるとずっと少ない。
また、エボラ出血熱はあまり裕福でない、比較的少数の人々がかかる病気であり、
利益優先の企業にとってはそれほど大きな投資対効果が得られない、
というのが研究が進んでいない理由だという。
ユウのアドバイス
アフリカで大流行しているエボラですが、
欧州やその他の国に広がるのも時間の問題かもしれません。
利益優先の製薬会社の都合も分かりますが、
もしもに備えて研究が進むことを期待したいですね。
また、感染症の分類については、
国家試験頻出の項目なのでしっかり覚えておきましょう!(*^。^*)
コメント