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国立病院で働くメリットとデメリット

一般
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気付けばもう3月になりますね。
職場では、送別会が企画されています。

仲の良い友人から聞いたお話しなのですが、
今年は国立病院にとっていろんな節目の年ということで退職者がわんさかだそうです。。


国立病院で働くメリットとデメリット

1.事業仕分けの結果

記事の冒頭でも書きましたが、今年は国立病院にとって節目の年になります。
というのも、今年までは国立病院の職員は看護師と言えど、一応、国家公務員でした。
(正確には、国家公務員の扱いに準ずるということで、「準国家公務員」という位置づけ)
来年度4月からは、国家公務員という扱いでは無くなり、民間職員となります。

というのも、ちょっと前の話になりますが、蓮舫さんっていう国会議員がいましたよね?
あの方を中心に、事業仕分けと言って国の予算の使い道から無駄をなくそうとする大きな動きがありました。その活動の一つに、国立病院も国家公務員という枠から除外して国の援助を減らそうということになりました。その結果、今年の3月までは国家公務員で、4月からは民間職員になるのです。

2.国立病院のメリットデメリット

学生さんの就職や看護師の転職に際して、友人のお話しをもとにアドバイスをさせていただきます。

国立病院で働いていて良かったと思う点ベストスリーは、

国立病院のメリット

☆1位☆
給料が安定している

やはり、一番気になるのがここでしょう。国民の三大義務の一つ、「勤労の義務」
お給料をいただくために働くというのが一番でしょう。一応、公務員扱いなので、給与は棒給表に基づいたものです。病院の業績にも寄りますが、給与に大きな変動はありません

☆2位☆
研修がしっかりしている

どこの病院においても研修というのがあると思いますが、とにかく国立病院はレポートの量が半端じゃないです。経験年数に応じた研修計画に基づいて行うのですが、どんなに小さい研修でもすべてにおいてレポート提出があります。レポートの提出は多く、大変ですが、研修のフィードバックや業務での活かし方が学べるため、自分を成長させるためには良い環境だと思います。

☆3位☆
退職金、年金が高い

公務員扱いだったため、定年まで勤め上げたら退職金はガッポリもらえたそうです。民間の病院の倍近くになるとも聞きました。さらに、公務員は共済組合というものに加入します。その場合、年金は共済年金となります。一般の会社だと、民間扱いなので厚生年金です。簡単に言うと、共済年金の方が厚生年金よりも支給額が多いのです。
退職金もガッポリで、年金も多い、これで老後も安泰というわけですね。

 

さて一方で、国立病院はいいことばかりでもありません。

 

国立病院のデメリット

☆第1位☆
給与が上がりにくい

メリットの第1位で挙げたように、給与は安定しています。しかし逆に考えれば、病院の経営がいかによくても公務員なので上がらないのです。経験年数に応じた、棒給表に基づく給与の支払いとなります。昨年はアベノミクス効果で、景気が回復したといわれていました。民間でも給与が上がるところが多かったみたいです。とくに、豊田系列の病院では、賞与が倍近くもらえたとか。羨ましいですね。。国立病院は、良くも悪くも安定した給与です。

☆第2位☆
研究には向かない

看護の学問を深めたいと考えていたり、学術的な研究をしたいと考えている場合は、国立病院は不向きだと思います。というのも、いわゆる公務員体質が抜けていませんので、物品の準備や資料の収集が非常に遅いです。経費を抑えるための入札制度を採用している、、というのは分かりますがそのせいでゴミ袋一つさえもすぐには用意してもらえません。必要な本や資料もやたら時間がかかります。これなら個人的にamazonで注文した方が断然捗ります。
なので、研究をするにも時間がめちゃめちゃかかるので不向きです。これは病院の事務によるので、一概には言えませんが、公務員が嫌われる理由の一つですね。。

☆第3位☆
天下りのたまり場

国立病院の職員というのは、国家公務員という位置づけなので退職した官僚たちが、沢山います。病院のことをあまり知らないのに、いきなり上の役職に就くわけですから、うまい具合に経営が回っていかないのです。突然、新しいことをやり始めてだいたいうまくいかずに職員が迷惑を被るなんてこともしばしば。。末端で働く者の中で、良かったという感想は聞きません。

3.国立病院はこれからどうなる?

4月から、民間職員となるため経営的にはとても厳しいものとなるでしょう。病院全体としても、利益の出る病院とそうでない病院は顕著になってくると思います。となると、看護師の給与や待遇にも大きな差が出てくるわけで、病院選びはますます重要なものになってきます。

ユウのアドバイス

今回は、国立病院で働くメリット、デメリットについてまとめました。病院国立病院、公立病院、私立病院、企業病院など色んな病院があります。就職の基準は学生それぞれで違うとは思いますが、一つの参考にしていただけるように今後も記事を書いていきますね!(*^ω^*)

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