脱水のある患者の看護



 病態生理

1.身体に水分はなぜ必要なのか

私たち(成人)の体重の60%は水分です。

体内の水分量は常に一定に保たれるような仕組みになっています。

これを恒常性(ホメオスターシス)といいます。

恒常性があるのは水が生命を維持するためには、とても重要なものだからです。

2.体液とは

水分は血液や細胞、細胞の間(細胞間隙)に塩分や栄養素とともに含まれています。

こうした水溶液を総称して体液といいます。

3.体液の割合

全体(体重の60%)=細胞内液(約40%)+細胞外液(20%)

細胞外液(20%)=組織液(15%)+血漿(5%)

4.水は比熱が大きい

0℃の物質を1℃にするために必要な熱量を比熱といいます。

体重の半分以上を占める水は、比熱が大きいので、

外から熱が加わっても体温が大きく変化しなくてすみます。

逆に、比熱が小さい(水分が少ない)と、わずかな熱量で体温が上昇してしまいます。

 

 起こりうるリスク

1.発熱

脱水のときは、普通の状態であっても、

身体の水分量が少ないため比熱が小さくなり、発熱しやすい。

2.嚥下困難

脱水により、唾液の分泌が低下し、口腔内が乾燥すると嚥下困難となる。

3.食欲低下

倦怠感、悪心・嘔吐、意識障害などが重なって

食欲低低下・摂食困難となることが多い。

4.感染

唾液による自浄作用が低下し、栄養状態が低下すると、

口内炎、耳下腺炎などの感染が起こりやすい。

4.脱水に伴う苦痛

口渇、口腔内の乾燥が起こる。倦怠感が生じる。

皮膚の乾燥により体位変換や更衣などちょっとしたケアで表皮剥離することがある。

 

 看護ケアとその根拠

1.水分摂取をすすめる

経口摂取による水分摂取がもっとも手軽。

飲み物をすぐ飲めるようにそばに置いたり、飲みやすくする(水よりも、お茶やジュース、スポーツドリンクにする。

嚥下状態に合わせてとろみをつける)配慮が必要。

2.うがいの実施

うがいを行い、悪心・嘔吐、不快感を緩和する

3.果物を利用する

悪心・嘔吐、食欲不振がある場合でも、果物は比較的食べやすい。

しかし、果物は、カリウム(K)を多く含むため、注意する。

4.輸液管理

不適切な輸液の投与によって、浮腫、高血圧、心不全、肺水腫、血中電解質異常(低ナトリウム血症など)や感染症、血栓性静脈炎などの副作用を招き、生命に危険が生じることもあるため、注意する。

4.輸液管理

不適切な輸液の投与によって、浮腫、高血圧、心不全、肺水腫、血中電解質異常(低ナトリウム血症など)や感染症、血栓性静脈炎などの副作用を招き、生命に危険が生じることもあるため、注意する。

4.皮膚トラブルの予防

脱水のある患者では、

発汗減少や皮膚の水分の減少によって皮膚が脆弱化しているため、褥瘡を起こしやすい。

皮膚の乾燥により体位変換や更衣などちょっとしたケアで表皮剥離することがあるため、

特に気を付けて行う。

 

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